低血圧とは【症状と特徴】
低血圧は生活習慣病
低血圧の原因には遺伝的な体質的要因が大きく関係しています。また、様々な生活習慣の問題が関与して低血圧を発症させます。
低血圧を放置することは、様々な疾患発症の土台を作ることに繋がりますので、そうならない為にも、低血圧をコントロールする知恵を身につける事が大切です。
低血圧の症状
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めまい
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頭重
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ふらつき
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4 |
立ちくらみ
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5 |
脱力感
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6 |
意欲の低下
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7 |
手足の冷感
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8 |
足のむくみ
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低血圧の代表的な症状一覧
上記症状以外にも、低血圧の症状として【動悸】【息切れ】【吐き気】【便秘】【下痢】【発汗の減少】【肌荒れ】【爪がうすくなる】【性欲の低下】【皮膚に網状青斑があらわれる】【肩こり】【ささいな運動での筋肉痛】などの症状が起こる場合もあります。
低血圧症状の特徴
低血圧症状の特徴は、症めまい、頭重、立ちくらみ、意欲低下などの症状がつづく事
低血圧の症状は一部を除き、救急医療の対象になることがない疾患です。この【低血圧】では症状が続く事が特徴になるため、強い症状でなくとも辛く感じ、また同時にいくつかの症状が続くため、苦痛に感じている方も多いと思います。脳や内臓や皮膚が十分に血流をもらえないために血圧が低ければ、からだのさまざまな臓器へ流れる血流が十分ではなくなります。低血圧の症状の中で、①めまい、②頭重、③立ちくらみ、④意欲低下などの症状は、脳へ流れていく血流が少なくなることが原因で起こる低血圧です。
血圧が低くなったり、血流が悪くなる事により、結果として様々な低血圧の症状が引き起こされます。
低血圧の原因
低血圧の発症には、①遺伝的体質 ②生活習慣が関係します。
このような生活習慣の結果、全身の血液循環が悪くなり、低血圧が発症します。さらに、血液循環が悪くなる事により、様々な全身的な症状が出てきます。
低血圧と貧血の違い
低血圧と貧血はよく混同されてしまいますが、低血圧と貧血は違う病気です。
貧血
貧血は血液の中の赤血球が減ってしまうことです。そのため、血液が流れても薄いため、全身の細胞に十分な酸素や栄養を送り込むことができません。その結果、疲れやすいとか、ふらつき、めまいなどの症状が出てきます。
低血圧
低血圧は、なんらかの理由で血液循環が悪くなった状態を言います。例えば、心臓のポンプ機能が低下してしまったり、末梢に静脈血が貯留してしまっていることが原因です。その結果、血液の循環状態が悪くなり、全身の細胞に十分な血液が送れなくなってしまいます。
低血圧と貧血について
貧血も低血圧も、どちらの場合も身体の各細胞にとってはエネルギー不足、酸素不足を引き起こしますので症状はよく似ていますが、原因が全く異なります。低血圧と貧血の原因が異なる以上、治療法も当然異なります。ただし、思春期は貧血を起こしやすい年齢でもあり、低血圧を起こしやすい年齢でもあります。さらに、低血圧患者さんに貧血が合併することも少なくありません。そのため総合的な診断と治療が必要です。
低血圧の基準について
低血圧とは、最高血圧が100~110mmHg以下、最低血圧が50~60mmHg以下の状態です
低血圧を改善法
低血圧を改善するひとつの方法として、【ウォーキング】【ストレッチ】などの軽い運動を行う事があげられます。低血圧だからと運動を避けてしまうのではなく、無理の無い程度に軽く運動をすることも大切です。