胃もたれ【低血圧症状】、胃もたれ、胃下垂と低血圧症状について

低血圧症状

低血圧の症状【胃のもたれ】

悩む女性低血圧の方の多くが、「胃もたれ」「食欲不振」を訴えます。そのような症状から、胃下垂ではないかと思っている人も多いようですが、血圧と胃下垂の関連性は分かっていません。胃下垂というのは、胃の位置が下方寄りになった状態のことです。
バリウムで胃の透視をすると、立った状態のときに胃の下線の位置が膀胱のあたりまで下がっている人がたくさんいます。たしかに胃が下がった状態ですと、食物が胃から腸へ送られにくくなりますから、胃のもたれをおこす人が多いのは事実です。
虚弱体質なきゃしゃな方が胃下垂になりやすい傾向にあります。しかしながら、胃下垂と低血圧に関連性があるのかどうかは分かっていませんが、低血圧の方は細身で虚弱な方が多いので、その点では共通性があります。

胃腸の蠕動運動と低血圧

低血圧の方は自律神経機能のうちの交感神経のはたらきが弱い特徴があります。交感神経は血管を収縮させるため、交感神経が弱ければ血管がひろがるため血圧が低くなります。
ですが、交感神経のはたらきが弱いということは、相対的には副交感神経のはたらきが強いと考えることもできます。副交感神経は血管に対してはひろげるように作用しますが、胃腸のぜん動運動については、促すように働く事が分かっています。そのため、低血圧の人は、胃腸がもっとよく動いてもよさそうなものなのですが、実際には胃もたれや食欲不振を訴える人が多いのです。

胃下垂の対策について

胃下垂の方は、副交感神経の作用が弱いのか、単純に胃の位置が低いために流れが悪くなっているため、食欲不振や胃もたれといった症状が現れるのか、詳しくはわかっていませんが、胃下垂の対策として食後にすこし横になるといいでしょう。横になった姿勢になると、胃が上部へせり上がってきます。立位のバリウム検査で胃下垂が認められる人でも、横になった状態では、胃下垂のない人とほとんどおなじ位置にまで胃がもどってきます。

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