低血圧とライフスタイル
ライフスタイルを改善して低血圧を改善しよう
血圧が低い人は、朝起きづらく、午前中はボーッとした状態がつづきます。極端な場合には、午前中にやった仕事の内容をあまり覚えていという事もあります。それでは日常生活に支障をきたしてしまうので、生活改善する事が大切になります。
早く調子を良くする為に
血圧が低いだけの人でも、行動パターンにはいろいろと個人差があります。神経質で虚弱な人はあまり活動をしないのですが、それほどでもない人は、夕方から夜にかけて仕事や活動をしますので、自然に夜更かしになりがちになります。また、就寝時間や睡眠パターンにも個人差があります。自律神経の作用をみると、昼間は交感神経が中心的に活動しているのに対して、夜は副交感神経の作用が高まっています。交感神経は血管を収縮させますので血圧は上がるのですが、朝はまだからだが昼間のモードになっていないために、もともと血圧が低い人ではいっそう低めになっている状態なので、脳への血流が足らず、調子がでてこないのです。ですから早く調子をよくしようとするならば、交感神経の活動性を高めてやることが重要です。
交感神経の活動性を高める方法
朝起きたら、散歩やラジオ体操をすると交感神経が活発になります。朝風呂もからだに対して圧迫刺激をあたえるため、交感神経を高める効果があります。コーヒーやお茶などに入っているカフェインも、覚醒作用だけではなく、血管を収縮させる作用がありますので、一定の効果が得られることもあります。
どうしても低血圧の症状がつらく、薬が必要な場合には、なるべく早めに飲んでおくと効果的です。低血圧の人のなかには夜更かしの人も少なくありませんので、そういった場合には、就寝時間もくりあげておかなければ、寝不足になってしまいますから、あわせて生活時間の調整も必要です。