便秘、れん縮性便秘【低血圧症状】、低血圧の方は、れん宿性便秘になりやすいです。低血圧と便秘の関連性について

低血圧症状

低血圧症状【便秘】

女性に多い便秘

トイレ
女性にはとにかく便秘の人が多いようです。低血圧の人もたいてい便秘を訴えます。便秘のために、毎日、緩下剤を飲んでいるという人が多いようです。

便秘は大きく2つに分けることができます。症候性便秘常習性便秘です。症候性便秘とは、直腸の神経そのものに病変があったり、がんなどの時におこる便秘です。
低血圧の人に多い便秘は常習性便秘です。常習性便秘もさらに2つに分けられます。緊張減退性便秘れん縮性便秘です。

緊張減退性便秘とは?

緊張減退性便秘は一般的に言われる便秘で、直腸のなかに便がたまった状態のこと

ヨガ
正常な人では、直腸のなかには便はたまっておらず、大腸から直腸に便が降りてきたときにはじめて直腸の神経末端が刺激され、脳へその刺激が伝わり、つぎに脳から「排便せよ」という命令がだされるのです。
しかし緊張減退性便秘では、直腸が便のために伸びきっているので、新たな便が降りてきてもそれを新たな刺激として感じることができないために、便意がおこらず、便秘になります。
この状態は、低血圧でなくても、多くの人にみられる現象です。


低血圧の人がなりやすい【れん縮性便秘】

れん縮性便秘とは、腸の動きが高まり、ぜん動運動はあるが「空打ち」のように動くためにおこる現象

腸内にガスが発生しやすくなり、さらに、腸が動くために腹痛をおこしやすくなります。そのために便は細く、小さくなります。低血圧の人は一般的に神経質なために、交感神経の作用が高まっていることが多いのです。交感神経は血管を収縮させますが、胃腸に対してはゆるめるように作用します。つまり、相対的には副交感神経の作用が高まった状態とおなじになります。そのため、低血圧の人ではれん縮性便秘をおこしやすいのです。低血圧でない人でも、精神的な緊張が高まったようなときには、このような状態をおこすことがあります。

便秘を解消するために

便秘にどのように対応すればよいかは、便秘の種類によってちがいます。

緊張減退性便秘

緊張減退性便秘の場合には、便をやわらかくする目的で、水分や一定の繊維分をとる必要があります。また、運動などをして、腸のぜん動運動を刺激してやることも効果があります。

れん縮性便秘

れん縮性便秘の場合には、ぜん動運動を高めることは逆効果です。繊維分が多いと腸のなかにたまるものが多くなりますから、ガスなどもふえてよくありません。繊維分を少なくする工夫が必要です。つまり、消化のよいものを食べるとよいのです。また、少量の精神安定剤を服用することで、腹痛などの症状がよくなることもあります。

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