低血圧の症状には、全身的症状、局所的症状とあります。低血圧の特徴や種類を知れば、改善につながります。低血圧を解消しよう

低血圧症状

低血圧の症状一覧

全身的症状

易疲労感
疲れやすい、身体がだるい、すぐバテる、無理がきかない、疲れがが取れない、夏の暑さに弱い、冬の寒さに弱い、暑がり、冷え症、季節の変化に身体がついて行かない。
慢性疲労
低血圧の症状では、慢性疲労を訴える方も少なくなく、特徴として、午前中に疲労感がひどく現れるという特徴があります。
朝が起きられない+不眠
朝が苦手で、午後になると元気になり、夜は眼が欄々と輝きます。その挙句、不眠を訴える
フクロウ型の生活
低血圧の方は朝が苦手で、夜遅いのが平気なため、「フクロウ型」と言われます。反対に高血圧の方が朝早く眼がさめる「ニワトリ型」と言われます。
入浴時の不調もあり、特に熱い湯を嫌います。ゆっくり入浴してリラックスできません。
やせ型、なで肩、内臓下重症型の体型
食べてもなかなか太れなく、やせ型、なで肩、内臓下重症型の体型をしています。
気象の変化に弱い(季節や気温・湿度など)
低血圧の方は、季節や気温・湿度などの気象の変化に弱いため、健康に自信がなくなり、普通の人の生活ペースについて行けないくなります。
その他症状
性欲減退、インポテンツ、低体温、乗り物酔い など

局所的症状

脳循環の障害から来る症状
めまいが一番最初に挙げられます。
めまいにもいろいろあり、立ちくらみ、ふらふら感、浮遊感、天井や周囲が回転するような感じ、頭痛、頭重、身体動揺感、耳鳴り、失神、失神感、などがあります。乗り物酔いもあります。眼の奥が痛いということもあります。
呼吸器症状
呼吸困難感、過換気発作(浅い息をハーハーと細かく頻回に行い、四肢がしびれ、倒れることもある)、胸痛(狭心症と間違えるような前胸部痛、時に締めつけられるような痛み)、胸部の不快感、息切れ、ため息、空気飢餓感(エレベーターなど狭いところに入ると息苦しくなる)などがあります。
慢性の痛み
慢性頭痛、肩こり、四肢末梢痛、四肢の冷え、しもやけ、非定形顔面痛、腰痛、舌痛症、顎関節症、神経ブロック療法がなかなか効果を奏さない痛み、カウザルギア、反射性交感神経性委縮症など診断・治療の難しい慢性疼痛が挙げられます。
痛みを主訴とする線維筋痛病症やME\CFS(筋痛性脳症・慢性疲労症候群)の患者さんにも、低血圧が合併していることがあります。
消化器症状
食欲不振、特に朝が食べられない、胃がもたれる、朝に腹痛が起こる、便秘しやすい、下痢しやすい、腹が張る、悪心、嘔気、嘔吐、偏食、食が細い、胃潰瘍・十二指腸潰瘍をつくりやすい、胃下垂などが挙げられます。のどの閉塞感を訴える人もいます。また、過敏性腸症候群との合併もあります。
心臓を中心とした循環器症状
動悸、息切れ、ため息、胸の痛み、不整脈、頻脈、夕方になると下肢の浮腫が出るなどがあります。
体位性頻拍症候群(POT:体位を変えると動悸がする)のこともあります。これらの循環器(特に心臓)症状は心臓自体に病気があって起こるのではなく、心臓や血管などをコントロールしている自律神経系の障害によって起きてきます。心臓を中心とした検査が必要であることはもちろんですが、多くの場合、心臓には器質的病理現象を認めないことが多く、その場合、低血圧との関係について十分な説明を受け、よく納得することが大切です。ただし、小心臓症候群は胸部レントゲン写真で観ると、心臓が滴状心を示し、細く小さいのが特徴です。この場合、心臓の収縮力が小さく、上記の症状が出やすくなります。しかし、この場合でも心臓自体に器質的異常はありません。
その他症状
眼が疲れやすい(眼精疲労)、汗をかきやすくなる場合と、逆に汗をかきにくくなる場合があります。顔色が悪い(青白い)、夜間の排尿回数が多い(3回以上)、インポテンツ(男性)、性欲減退(女性)、排尿時の失神、下肢の静脈癌などがあります。
実際の歳よりも若く見える
低血圧の患者さんは、血圧が低いために体内の余った水分を外へ捨てきれないため、体内に水分が貯留する方が多いため、みずみずしく若く見えます。

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