低血圧の方は冷え性ぎみの方が多い、お風呂(入浴効果)をうまく取り入れ低血圧を改善しよう。お風呂は末梢循環を良くしてくれます

低血圧症状

低血圧と入浴

低血圧のある人は、冷え性ぎみで、いつも手足が冷たく、なかなか温まりません。これは、血圧が低いために血液がからだの末端にまで到達する力が弱いこともありますが、それだけではなく、血圧の低い人は自律神経の作用も弱いので、末端の血管が適切にひろがりません。それらの結果として、末梢循環がよくないのです。とくに手や足のように心臓から遠い部分では、その影響がはっきりでます。

入浴効果で血圧が上がる

花の入浴剤でバスタイム
温泉や入浴を活用することは、末梢循環をよくする有益な方法です。手や足を温めることによって末梢血管がひろがって、血流を増加させます。その結果、手足の冷感を軽くすることができます。また、お湯につかっているときには、からだに1トンくらいの外力がくわわりますので、血圧自体を高める効果も得られます。しかしながら、温泉や入浴で症状が軽くなるといっても、それはお湯や水圧といった外的エネルギーによってもたらされる結果です。つまり、お湯につかっているときだけの一時的な効果にすぎませんが、そうであったとしても、これをしばしばくりかえすこと、きちんと毎日入浴することによって、自律神経系に対しては刺激をあたえることになりますから、症状改善にはいいでしょう。

冷水刺激や朝風呂はよいか?

おふろセット自律神経系を刺激するためには、入浴したときに湯からいったんあがって両足に冷水をかけて、再度湯船に入るといった、温熱刺激や寒冷刺激をくわえると、効果が現れやすくなります。もちろん冷水をかけるときに、頭や上半身から一気にかけると急激に全身の血管が収縮して、心臓に負担をかけてしまうので注意が必要です。ふだん冷えやすい手や足だけにするべきです。活動をはじめる朝に、温度刺徴や圧迫刺激をあたえるほうが血圧が上がりやすくなります。ただ、温度の高いお湯や長風呂はよくありません。お湯につかっているときには血圧はある程度上がっているのですが、立ち上がったときには、一気に血圧が下がりやすいので注意が必要です。低血圧ですと、温度の高いお湯につかっていたり、長風呂をしたあとに、ふらついてしまいますので、のぼせて倒れることがないように、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。

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