低血圧の症状がどうしても辛い時は点滴治療が有効です。点滴治療をするにしても、低血圧の症状を医師に相談しましょう

低血圧症状

低血圧症状と点滴

低血圧症状と点滴

点滴低血圧によって脳への血流が低下するとき、もっとも影響をうけやすいのは脳幹部です。脳幹部には、前庭神経核という平衡機能に関係する重要な神経細胞が集まっている場所がありますので、いちばんあらわれやすい症状はめまいです。
ふらふらになったり、もっと血流量が少なくなれば目の前が真っ暗になったり、頭痛がでたり、さらに血流量の低下がはなはだしい場合には失神することもあります。めまいやふらつきがあらわれても、しばらく横になっているだけでよくなるようならそれでよいのですが、汗で水分を失いやすい夏などでは、横になった程度ではたいしてよくならないことがあります。横になっていれば、いくらか落ちついた気がしますが、起き上がるとまたふらふらして、立っているのがとても不安になります。

点滴効果

低血圧でどうしても辛い時は、点滴治療を受けるのが効果的です。点滴治療は血管のなかへ直接水分をいれるため、循環血液量をすぐに増加させることになります。低血圧でふらふらになった状態の患者さんを医師が診たときには、低血圧の知識などにあまりくわしくない医師でも、直感的に点滴が必要であるということには気づきますから、どこでも内科なら、点滴をしてもらえます。
通常の点滴用のボトルには、500mL入っていますが、これはコップ2杯半ぐらいの量にすぎません。脱水症状などが強い場合には、1本では効果が乏しく、2~3本注入しなければならないことがあります。

点滴の成分

点滴は、ブドウ糖以外に電解質が入った液のほうが効果があります。電解質とは、ナトリウム、カリウムなどの成分です。その理由としては、血管内に電解質があるほうが、水分が保持されやすいからです。点滴にビタミンなどをいろいろといれる医療機関もありますが、まず水分と電解質をいれることが重要です。ふつうに静脈注射するだけで、多くのめまいの症状がよくなります。

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